育毛剤と発毛剤の成分から見た商品の選び方。

ども、発毛技能士のもってぃーです。

コロナの影響でリモートが中心になってきた中、同じくらいの年齢の人と比べて、

『なんか最近、髪のボリューム無くなってきた気が…』なんて経験ありませんか？

気になり出したら、ずーっと気になりますよね。合わせ鏡でつむじを覗いてみたり。

でも、病院や専門店には恥ずかしくて行きにくいって方に、ネットで買える育毛剤や市販で買えるの育毛剤の『成分表から見た、育毛剤の選び方』について記事を書きました。

ぶっちゃけ、育毛剤の口コミとかレターってどれも同じようなことが書いているなぁ…って思ったことありませんか？

Before/Afterの写真も明らかに違う人物やん！って思うようなものもあったり…

だったら成分で判断しよー！って感じです。

その前に、まずはAGAの仕組みや原因を知りましょう！と言うことで、こちらの記事も確認下さい。

結論から言いますと、発毛させたいのであれば【ミノキシジル配合】の商品。

育毛剤は薄毛改善の科学的根拠がないので、どれも大差ない。

１つだけ例外で、花王さんから出ている【サクセス】については、期待できる。

理由として【男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版】で【C1判定】の成分が配合されているから。

サクセスについては、記事として載せていませんが、結論はこんな感じです。

病院や専門店には恥ずかしくて行きにくいって方向けに書いているのに、いきなり違う結論ですみません。

ですが、これがエビデンスありきの事実です。

それでは、続きを見ていきましょう！

Contents

育毛剤と発毛剤の違いって知ってますか？

薄毛の対策で調べるとよく見るキーワードですね。

違いは分かりますか？この違いが分かっていなかったら、自分の症状と合っていない物を使用することになってしまいますよ。

なので、違いは理解しておきましょう。

育毛剤

これは、今ある髪の毛を元気にすること！！

頭皮環境を整えたり、脱毛を防ぐことを目的に作られた商品になります。

どちらかと言うと、将来薄毛にならない為の対策的な面がつよいですかね？

医薬部外品を使っているので、副作用のリスクはありません。

発毛剤

物凄く簡単に言ったら、髪の毛を生やしたい！！って思う人が使いたい商品です。

この商品には発毛効果が認められている医薬品が使われています。

有効成分が毛母細胞の活性化や細胞分裂を促す効果が期待できます。

髪の毛の薄い部分に新しく髪の毛を生やしたいときに使います。

但し、副作用のリスクもあります。

これらを踏まえて、自分がどちらが必要なのかで商品を選んでください。

成分表の見方

【育毛剤、発毛剤の成分から見た商品の選び方】と、タイトルを出しているので

ここからが、この記事のメインパートになってきます。

成分表ってみていますか？意外と見方を知らない人が多いようなので、成分表のルールをまずは

お伝えさせて頂きますね。

成分表は入っている成分が多い順に記載がある
配合率1％以下の成分及び着色剤については、どんな順番で記載してOK
香料や防腐剤などは、後ろの順番に記載

大きくはこんな感じです。

最初の『成分表は入っている成分が多い順に記載がある』は、結構知られていますよね。

食品や化粧品なんかもこのルールで成分表は作られています。

なので、一番頭にくる成分がその商品で一番多く入っている成分になります。

次に『配合率1％以下の成分及び着色剤については、どんな順番で記載してOK』この辺は意外と知らない人が多いみたいです。

配合率1%以下であれば、名前的に聞こえのいい成分を前の方にもってきてもいいことになります。

だから配合率が1%以下の成分の順序は、各メーカーの自由な裁量で表記されているってことです。

なんかちょっと『う～ん』って、思いますよね。

じゃ、その1%の境目ってどこなん？って、疑問が出ますよね？

簡単な見方は「植物の名前+エキス」の表示の成分あたりからが1%の境目であることが多いです。

何故かと言いますと、植物エキスは1%以下でも、充分な効果を得られるので1%以上配合しない。

だから、この「植物の名前+エキス」があれば、そこからは配合率が1%以下なんだって認識して頂ければOK。

育毛剤の成分表を見ると、最初に『有効成分』とあり、少し読み進めると『その他』と出てきます。

有効成分とは、育毛効果があると厚生労働省に認められている成分のことです。

薬効のないもので、有効成分の吸収を調節するものなどがその他の成分になります。

（下記、例）

なので、成分表のその他は頭の5つくらい見ておけばいいです。

ちなみに、各メーカーでよくある【独自成分】と、出てきますが、その成分には発毛した等のエビデンスはないです。

次に、医薬品だとか医薬部外品ってありますよね？これについても、少し触れておきますね。

『医薬品』『医薬部外品』『化粧品』と分類されます。

この分類で、効果の強さや副作用の発生の可能性の違いを表しています。

医薬品＞医薬部外品＞化粧品

と、なり医薬部外品というのは、医薬品とは言えないまでも、単なる化粧品以上の効果が期待できるということです。

副作用も医薬品が可能性的には一番高いです。

成分から見たおすすめ育毛剤、発毛剤

では、成分表から見た個人的な育毛剤と発毛剤のおすすめを書きたいと思います。

但し、個人差はありますし、症状によっては合う合わないもありますのでご了承下さい。

育毛剤

チャンプアップ
ポリピュアEX
プランテルEX
イクオス
BUBKA

この辺りで比べてみました。

まず、各商品の成分表です。（その他の成分は最初の5つ程）

チャンプアップ

有効成分

センブリエキス　〈血行促進に働く成分〉
グリチルリチン酸ジカリウム(2K）　〈炎症を防ぐ成分〉
塩酸ジフェンヒドラミン　〈炎症を防ぐ成分〉
トコフェロール酢酸エステル　〈血行促進に働く成分〉
D-パントテニルアルコール　〈新陳代謝の活性化〉

その他の成分

1,3-ブチレングリコール　〈保湿、抗菌〉
キサンタンガム　〈界面活性剤〉
無水クエン酸　〈抗菌〉
クエン酸ナトリウム　〈抗菌〉
エタノール　〈アルコール〉

まず、有効成分を配合した商品は、きちんと国の許可を得なければなりません。

その有効成分が５つも入っています。

配合率までは載っていませんでしたが、『成分表の見方』で『植物名+エキス』は１%以下の見方と成分の多い順に記載されている。を組み合わせて見ると、有効成分の最初に『センブリエキス』がきていることから、それぞれ1%以下の配合率になることが予想できます。

有効成分の配合率が何%だからいいとかは、解りませんが有効成分の含有量が規定値を下回る場合は、化粧品としての取り扱いになるケースもあるので、規定値は下回っていないと思われます。

その他の成分で気になったのは『キサンタンガム』と言う、界面活性剤と『エタノール』です。

どちらもできれば入っててほしくないので、あまりおすすめ出来ないかなと思います。

ポリピュアEX

有効成分

ニンジンエキス　〈血行促進に働く成分〉
センブリエキス　〈血行促進に働く成分〉
グリチルリチン酸ジカリウム　〈炎症を防ぐ成分〉
パントテニルエチルエーテル　〈毛母細胞の活性化〉

その他の成分

精製水　〈水〉
エタノール　〈アルコール〉
ポリリン酸ナトリウム　〈毛母細胞の活性化〉
加水分解コラーゲン末　〈保湿〉
酵母エキス１　〈保湿〉
酵母エキス２　〈保湿〉

この商品は4つの有効成分で出来ていますね。チャンプアップと同じように配合率は1%以下なのかなって感じですね。

チャンプアップと違うのがパントテニルエチルエーテルによる【毛母細胞の活性化】ですね。

毛母細胞が髪の毛を作っていますので、そこにアプローチする成分はいいですね。

気になる点は、やはりエタノールですかね。

個人的にはチャンプアップよりはいいと思います。

プランテルEX

有効成分

センブリエキス　〈血行促進に働く成分〉
グリチルリチン酸ジカリウム　〈炎症を防ぐ成分〉
ジフェンヒドラミン塩酸塩　〈炎症を防ぐ成分〉

その他の成分

D-パントテニルアルコール　〈新陳代謝の活性化〉
海藻エキス１　〈保湿〉
アシタバエキス　〈保湿〉
ヒキオコシエキス　〈保湿、抗菌〉
ヒオウギ抽出液　〈男性ホルモンを抑制する成分〉
大豆エキス　〈男性ホルモンを抑制する成分〉

この商品は有効成分3つしかなく少ないですね。

配合量はやはり1%以下なのかなって推測ができますね。

その他の成分に男性ホルモンの抑制する成分があります。

AGAの原因は男性ホルモンの影響が強いので、これはいいのかなって思いますが先にも書きましたが【薬効のないもので、有効成分の吸収を調節するものなどがその他の成分】なので、あまり期待できないのかなって思います。

イクオス

有効成分

センブリエキス　〈血行促進に働く成分〉
グリチルリチン酸ジカリウム　〈炎症を防ぐ成分〉
塩酸ジフェンヒドラミン　〈炎症を防ぐ成分〉
クジン抽出液　〈抗菌〉
トコフェロール酢酸エステル　〈血行促進に働く成分〉

その他の成分

海藻エキス　〈保湿〉
ビワ葉エキス　〈炎症を防ぐ成分〉
オウゴンエキス　〈炎症を防ぐ成分〉
ヒオウギ抽出液　〈男性ホルモンを抑制する成分〉
ダイズエキス　〈男性ホルモンを抑制する成分〉

この商品は、プランテルEXより有効成分が2つくらい多いだけで大きくは変わりませんね。

BUBKA

有効成分

センブリエキス　〈血行促進に働く成分〉
グリチルリチン酸ジカリウム　〈炎症を防ぐ成分〉
酢酸DL-α-トコフェロール　〈毛母細胞の活性化〉

その他の成分

海藻エキス　〈保湿〉
マヨラナエキス　〈炎症を防ぐ成分〉
カモミラエキス　〈保湿〉
ビワ葉エキス　〈炎症を防ぐ成分〉
オウゴンエキス　〈炎症を防ぐ成分〉

この商品もプランテルEXより、ちょっといいかな？くらいですね。

こう見て見ると、育毛剤はどれもあまり大差ない感じですね。

それでも、順位をつけるなら

ポリピュアEX
イクオス
チャンプアップ
BUBKA
プランテルEX

有効成分の多さと成分の効果、頭皮に対しての刺激から見るとこんな感じですかね？

発毛剤

スカルプD メディカルミノキ5
リアップX5プラスローション
リグロ

この辺りで見てみました。

まず、これらには【ミノキシジル】が5%入っています。

ミノキシジルは【男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版】で、しっかりとした発毛のエビデンスがあります。

このガイドラインの中に【推奨度の分類】と言うものがあります。

この推奨度は質の高い研究データや、文献、論文などを基に決められています。

このガイドラインで推奨度A（行うよう強く勧める）を取っているのが【ミノキシジル】なんです。

男性は5%。女性は1%が推奨になります。

これを踏まえ、見ていきます。

スカルプD メディカルミノキ5

有効成分

ミノキシジル　〈血行促進に働く成分〉
グリセリン　〈保湿〉
1,3-プチレングリコール　〈保湿、抗菌〉
エタノール　〈アルコール〉
リン酸　〈新陳代謝の活性化〉

この商品は、グリセリンとエタノールが気になりますね。

リアップX5プラスネオ

有効成分

ミノキシジル　〈血行促進に働く成分〉
ピリドキシン塩酸塩　〈炎症を防ぐ成分〉
トコフェロール酢酸エステル　〈血行促進に働く成分〉
l-メントール　〈蒸れの解消〉
ジフェンヒドラミン塩酸塩　〈炎症を防ぐ成分〉
グリチルレチン酸　〈炎症を防ぐ成分〉
ヒノキチオール　〈抗菌〉

添加物

L-アルギニン　〈血行促進に働く成分〉
グリシン　〈血行促進に働く成分〉
1,3-ブチレングリコール　〈保湿、抗菌〉
ジブチルヒドロキシトルエン　〈炎症を防ぐ成分〉
リン酸　〈新陳代謝の活性化〉
エタノール　〈アルコール〉

流石、リアップって感じの有効成分ですね。

リグロ

有効成分

ミノキシジル　〈血行促進に働く成分〉
パントテニールエチルエーテル　〈毛母細胞の活性化〉
ピリドキシン塩酸塩　〈炎症を防ぐ成分〉
トコフェロール酢酸エステル　〈血行促進に働く成分〉
l-メントール　〈蒸れの解消〉

添加物

エタノール　〈アルコール〉
プロピレングリコール　〈保湿、抗菌〉
1,3-ブチレングリコール　〈保湿、抗菌〉
ジブチルヒドロキシトルエン　〈炎症を防ぐ成分〉
酒石酸　〈毛母細胞の活性化〉

有効成分はリアップと違って少ないですが、毛母細胞にアプローチしている点が違いますね。

この3つの順位は

リグロ
リアップX5プラスネオ
スカルプD メディカルミノキ5

と言った感じですね。どれもミノキシジル5%配合されているので、大きな差はありません。

但し、ミノキシジルは若干の副作用もありますし、初期脱毛もありますので、そこについては理解しておいてください。

また、頭皮に異常が出た場合は使用を直ぐに辞めて、病院に行くようにして下さい。

まとめ

いかがでしたでしょうか？

成分から見た育毛剤、発毛剤を見てみました。

育毛剤は今ある髪の毛を元気にしたり、頭皮環境を改善する目的。

発毛剤は髪の毛を増やす目的で使って下さい。

ぶっちゃけた話、育毛剤での薄毛改善は正直厳しいと思います。

そもそも、薄毛改善の科学的根拠はありませんから。

ただ、『男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版』に掲載されている【t-フラバノン】と言う成分は【C1判定】で行っても良いとあります。
（t-フラバノン＝トランス-3,4′-ジメチル-3-ヒドロキシフラバノン）

t-フラバノンは花王さんの『サクセス』に配合されています。

この成分は、唯一科学的根拠のある成分だったので、載せておきました。

高い育毛剤を買うよりも、安価でよっぽどおすすめです。

また、発毛剤の場合は、副作用があることも認識しておく必要があります。

育毛剤にせよ、発毛剤にせよどちらも、頭皮に皮脂が詰まっていては効果は半減します。

頭皮環境を整えるためにも、普段の生活習慣等の見直しはして下さいね。

その辺りはこちらのブログを参考にしてください↓

病院や専門店に行きにくい人ように、ネットで購入可能なモノで記事を書きましたが、頭皮環境ありきですし、ネットなどで買える育毛剤は正直効果は薄いと思います。

本気で何とかしたい！！と思うのであればやはり、専門店に行くことをおすすめします。

結果的にそちらの方が、費用は安くて済みます。

体の負担を考えると、お薬はできれば、最後の手段として考えて頂くといいかなと思います。

それでは、また次回！！

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【店舗名】スーパースカルプ発毛センター一宮店
【特徴】体の内面と外側からアプローチすることで、発毛しやすいカラダから作っていく
【偉業時間】11：00～20：00
【定休日】木曜日
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